看護師 役職

看護師の役職

病院では適切なチーム医療を進めるために、看護師に対してそれぞれ役職を設けています。一般企業でも役職に就けばそれなりに手当が付きますが、看護の職場も同様に職位が上がると給与もアップするなどのメリットがあります。
それぞれどんな役職があり、どのような役割をしているのでしょうか。

 

総看護師長

病院やクリニックなどの現場で看護師を束ねているトップが総看護師長です。総師長、かつては総婦長とも呼ばれていました。一般企業で言うと部長といったところでしょうか。多くの経験を積み、資格を持った高い看護レベルの人が与えられる職です。
業務内容は、看護師の人事や採用に携わり、看護方針や計画立案なども行う責任重大な、それでいてやりがいのある役職です。審尋教育や求人募集も総師長の指示が加わります。
現場のトップであるため、個人病院などでは特に発言力や影響力が大きくなったりします。

 

看護師長

師長や、かつては婦長と呼ばれていた各部署のリーダー的存在が看護師長です。病院では外科病棟や内科病棟など各病棟に看護師長が1人配置されているのが一般的です。師長はその病棟とそこに勤める看護師を管理する立場で、月数回は各病棟の師長が集まって定例会議などを行い、情報交換と意思疎通を図っています。病棟の責任者となり、患者やその家族のケアなども行わなければならない気を遣うことになる立場です。

 

看護主任

10年ほどキャリアを積んだ看護師が就ける役職で、看護師長を補佐する立場に当たります。他の看護師からの意見を聞いたり、病院の方針を伝えたり、問題点を上司に伝えるなど人と人をつなぐ役割を担います。
また主任になると役職手当がついて昇給するなど、キャリアアップの道が開けます。

 

看護師の役職手当

看護師の給与明細には、基本給の他にたくさんの手当が付いています。夜勤手当や残業手当、資格手当、通勤手当などです。
その中に役職手当というものもあります。役職手当は、何らかの役職に就くことでもらえる手当です。役職手当をもらうには管理職に就く必要があります。
管理職は一見、デスクワーク中心でそれほど大変そうには見えないですが、何か問題が起きた時に、対処したり責任を取るのは現場の看護師ではなく、看護師長などの管理職なのです。スタッフ間で人間関係のトラブルが起こったり、患者さんからクレームが出たり、医師と看護師の間で問題が起こったりして現場で働く看護師では解決できない場合は、管理職が対処しなければなりません。そうした責任の重い仕事を引き受けなければならないため、役職手当が付くのです。

 

では役職手当は一体どれくらい貰えるのでしょうか?病院によって金額は異なりますが、平均すると主任だと3万円、師長だと5万円が相場だと言われています。しかし仕事が大変な割に手当が少ない病院もあるようです。こんなことなら役職に就かなければよかった…と言う風にならないためにも、転職する際は役職手当の高いところを選ぶのも良いでしょう。