ナースバンクとは

ナースバンクとは

看護師が転職をする時、ハローワークだけでなく「ナースバンク」を利用するという人もいると思います。では、まずナースバンクとはどのような機関なのでしょうか?

 

ナースバンクとは、転職や就職で新しい職場を求める看護師向けに各都道府県に設置された無料の職業紹介所のことです。分かりやすく言うと、「看護師専門のハローワーク」のようなものです。運営しているのは看護協会です。厳密には、各都道府県から委託を受けた看護協会の運営するナースセンターが、「看護師等の人材確保の促進」を目的に提供している事業の1つが「ナースバンク」です。

 

ナースバンクの使い方

ナースバンクに登録すると、看護師に関する求人情報の閲覧、求人への応募、相談員への就職・転職に関する相談などがすべて無料でできるようになります。ナースバンクは、看護師資格を持っている人なら誰でも利用が可能です。ハローワークのように「自分が住んでいる都道府県のナースバンクしか利用できない」ということはありません。

 

登録方法

ナースバンクの登録方法は大きく分けて以下の2通りがあります。

 

     
  1. 各都道府県のナースバンク事業者にある窓口で登録する
  2. 自宅などから、インターネットでe-ナースセンターに登録する

 

窓口での登録の流れ
1.手続きを行うナースバンクを探す

基本的には近所または住んでいる都道府県のナースバンク事業所で手続きをしますが、住んでいる場所と働きたい場所が離れている場合は希望勤務地のあるエリアのナースバンク事業所へ行きましょう。

 

ナースバンクでは全国の求人を閲覧することはできますが、紹介を受けるためにはその求人施設のあるエリアのナースバンク事業所へ登録しなければなりません。

 

2.窓口で登録手続きを行う

ナースバンクに登録するときは、特に事前に予約をする必要はありません。登録する事業所が決まったら早速登録しに行きましょう。ナースバンクに到着したら、受付でナースバンクに登録しに来たことを伝えましょう。その後、係りの人の指示に従って必要な手続きを進めていけば大丈夫です。手続き自体はすぐに終わります。

 

なお、1回の登録による有効期限は6か月です。もし半年以上登録状態を続けたい場合は、延長を行うことも可能です。

 

登録の際に必要な持ち物

その際持って行くものとしては「看護師資格の免許番号と取得年月日」がわかるものくらいです。証明写真や印鑑は必要ありません。あとは筆記用具くらいで大丈夫でしょう。

 

e-ナースセンターとは?

e-ナースセンターとは、ナースバンクの機能をインターネットから利用できるサービスです。各都道府県ナースセンターで行っている無料職業紹介をネット上に展開しています。つまり、e-ナースセンターで見られる求人は全国のナースバンク事業所で閲覧できるものと同じです。ナースバンク事業所に行かなくてもネット上で登録・検索・紹介依頼などをすることができるので便利です。

 

他にも、研修や講習会、イベントなどの情報配信なども行っています。利用料は無料なので、ぜひ利用することをおすすめします。

 

ナースバンクのメリット

ナースバンクのメリットは、第一に「求人件数が多い」ということです。求人件数は年間で約20万にも上り、その求人内容はナースセンターやインターネットのe-ナースセンターで自由に閲覧することができます。

 

また、看護協会が運営しているので安心感があります。税金で運営しているので、求人募集を行っている病院やクリニックから紹介料をもらうということもないので安心して紹介を受けることができます。

 

ナースバンクのデメリット

一方、ナースバンクのデメリットとしては、「求人情報の内容が少ない」、「担当者が転職に詳しくない」といった点が挙げられます。ナースバンクは求人数は多いものの、求人譲歩の内容自体はハローワークとあまり変わらず、夜勤や残業の量や病院の雰囲気、人間関係の良し悪しなど転職の時に知りたいポイントまではわかりません。

 

また、ナースセンターの相談員は看護師であって、転職のプロやカウンセラーではありません。そのため転職に関する知識に乏しいというデメリットもあります。求人も自分で探さなければならず、あくまで相談に乗ってくれるだけです。

 

ナースセンターは都道府県に1か所しかないということも多く、開所時間も平日の9時〜16時と短いのでなかなか行くことができないというのもマイナスポイントです。ネットから利用できるe-ナースセンターを利用するという手もありますが、e-ナースセンターだと求人先への応募依頼から紹介まで約1週間程度必要なため、時間がかかってしまいます。

 

e-ナースセンターには掲載されていない求人も多く、選択肢が狭まってしまうというデメリットもあります。

看護師の転職にナースバンクは向いてる?

ナースバンクにもメリットは数多くありますが、窓口を利用できる時間が限られている、ネットからだと求人の数が少なく、応募に時間がかかるなど使い勝手の悪さも目立ちます。また相談員に相談しても的確な転職のアドバイスを受けられるとは限りません。

 

こうした理由から、ナースバンクだけを利用して転職をすることはあまりおすすめできません。

 

ナースバンクのデメリットをカバーしているのが、民間の看護師専門の転職サイトです。転職サイトなら担当者は転職のプロなので、的確なアドバイスを受けられる可能性が高いです。また、自分の希望を伝えておけば代わりに希望に合った求人を探してくれるので、働きながら転職活動をする忙しい看護師さんにとってはありがたい限りです。

 

希望の求人への応募や面接日時の調整はもちろんのこと、給与面や職場の雰囲気についても詳しく調べてくれるのが転職サイトのいいところです。ナースバンクも有意義な研修や講習会を受けられたり、ベテラン看護師に相談をしたりアドバイスを受けられるというメリットがあるので、どちらも上手に利用して転職を成功させるといいでしょう。