看護師転職サイト 特徴

看護師転職サイトの特徴

以前は看護師の転職というとハローワークを利用するのが一般的でしたが、最近では転職する際に看護師専門の転職支援会社を利用する人が増えてきています。

 

看護師転職支援会社とは、看護師の転職支援サービスを専門に行っている会社のことです。転職支援会社は「転職エージェント」、「人材紹介会社」、「紹介会社」などと呼ばれることもありますが、これらはすべて「転職を無料でサポートしてくれる会社」を指しています。この看護師転職支援会社が運営しているサイトが看護師転職サイトです。

 

看護師の転職の場合は民間企業の転職とは違い、職種や施設、仕事内容についても高い専門性が求められるので、看護師の転職サポートに特化している会社が多いのが特徴です。

 

看護師転職支援会社の仕組み

看護師転職支援会社は、看護師を採用したい病院や施設に看護師を紹介するのが仕事です。看護師転職支援会社は看護師を紹介することで病院や施設から紹介手数料をもらう仕組みとなっています。

 

紹介手数料の仕組み

看護師転職支援会社の紹介手数料は、基本的に「成功報酬型」となっています。「成功報酬」とは文字通り「採用に成功して初めて報酬が発生する」という意味です。

 

病院や施設は、看護師転職支援会社に求人を依頼しても、求人を出したり面接をしたりするだけでは費用は掛かりません。つまり、採用するまではいくら面接をしても無料、いくら求人を出しても無料ということです。これは、採用活動をする病院や施設側から見てもリスクが低く魅力的な条件です。

 

一般的な求人広告の場合は広告費用として最初に費用を支払うため、せっかくお金を出したのに一人も採用できなかった、ということが起こる可能性がありますが、転職支援会社経由で採用活動をする場合は、そのようなことは起こりません。

 

手数料の相場は年収の20〜30%

採用が決まった場合、病院や施設は看護師転職支援会社に紹介手数料を支払います。紹介手数料の相場は転職支援会社や求人の種類、職種によっても異なりますが、一般的には年収の20〜30%程度と言われています。

 

たとえば提示年収が400万円だとすると、病院や施設は80万円程度を転職支援会社に支払うことになります。看護師長や看護部長などマネジメントクラスの採用であれば、年収が高くなる分手数料もさらに高くなります。この金額は夜勤ができる正職員や日勤のみのパート看護師など求人の種類によっても異なります。

 

しかし、いくら成功報酬とは言っても看護師を採用するたびにこれだけの金額を支払う必要があるので、全ての病院が紹介会社を利用して採用活動をできるわけではありません。逆に紹介会社を活用して採用活動をしているということは、病院や施設の経営状況にある程度余裕があるということの裏返しかもしれませんね。

 

でも、せっかく採用したのに看護師が入職後すぐに退職してしまっては元も子もありません。そこで、一般的には紹介手数料には「返金規定」というものが設けられています。返金規定の内容は転職支援会社によっても異なりますが、「入職後1か月以内に本人都合で退職した場合は100%返金」などのように全額返金をするケースもあれば、「3ヶ月以内の退職は50%、半年以内の退職は10%」などのように段階を設けているケースもあります。

 

紹介手数料がかかると採用に不利?

転職サイト経由で転職をすると採用側に紹介手数料がかかってしまうため、採用時に費用が掛からないハローワーク経由や直接応募の方が有利なんじゃないかと思う人もいるかもしれません。

 

確かに、病院の人事担当者の中には、転職サイト経由だと費用が掛かるため、どうしても費用対効果を考える人もいるようです。しかし逆に言えば、人材と費用を天秤にかけて採用活動をするような病院はあまりおすすめできません。

 

優れた病院の経営者は、医療サービスの品質を支える人材採用には費用を惜しまないものですし、むしろ優秀なスタッフであればいくら支払ってでも採用したいと考えています。なぜなら、優秀なスタッフを抱えて高品質な医療サービスを提供することが、結果的には患者の獲得、ひいては経営状況にプラスになるからです。

 

また、転職サイトを活用して採用活動をする場合、病院や施設は事前に手数料に関する契約を転職支援会社と交わしているので、基本的にはその契約内容に納得して採用活動をしているわけです。そのため、基本的には費用が掛かるから、という理由で面接に落ちたり不利になったりすることはありません。

 

求職者からしてみれば、ハローワークなのか転職サイト経由なのかなど、どのような経緯で応募してきたかは自分の能力やスキルとは全く関係がないので、そうした採用側の事情によって自分の人生が左右されてしまうというのは納得のいかない話です。まっとうな感覚を持つ人事担当者ならこのような求職者の立場を十分に理解しているので、「ハローワーク経由であれば採用したのだけれど」などということは絶対に言わないはずです。

 

もしそんな理由で不利になるような職場なら、応募する側としても冷静に判断した方が良いでしょう。